取り組み
ピアサポーター交流会
精神科に入院する方の中には、病状が安定していても退院できない方がいます。
ご家族さんと疎遠となっていたり、帰る家が無かったり、また社会資源が不足していたりなどの理由が挙げられます。
入院が長期になってしまうことにより、地域で生活するイメージが持てずに退院に不安を抱いたり、そもそも退院する意欲がなくなってしまっている方もいます。そういった方々に会いに来て交流するのがピアサポーター交流会です。
「ピア(peer)」は英語で「仲間」で、ここでは“同じ精神障がいを持つ仲間”という意味になります。
現在「北谷町地域生活支援センターたんぽぽ」と「宜野湾市地域活動支援センターはぴわん」の利用者さん数名に参加いただいております。彼らは同じ精神障がいを持ちながら、地域で生活しています。現在は新型コロナウィルス対策のため、ZOOMを利用したリモート交流会となっております。
毎月のテーマをもとに、体験談を中心に楽しくお話をします。
テーマは「退院について」「仕事について」「新年の抱負」「お金について」など様々です。いずれも入院している方々やピアサポーターさんを中心に決めます。「給料はどれくらいもらえるんですか?」とか「グループホームはどんなところ?」など活発に質問が飛びます。
ピアサポーター交流会参加者の感想
「(テーマ:仕事について)これからの自分を客観的に見つめ直せる。男はやっぱり仕事」
「(テーマ:今年の目標)退院したら酒飲まない。日々健康に過ごしたい」
「人の意見を聴けて楽しかった。今後も引き続き参加したい」など、
同じ精神障がいを持つ方々の体験談に、入院している方々はよい刺激を受けるようです。
コロナ以前はたんぽぽさんに出向いて交流したり、はぴわん祭りに参加したりもしました。
ピアサポーター交流会を通して、入院している方々が前向きになり、地域に帰る事ができるようサポートさせていただきたいと思います。
開催日時 |
毎月第3金曜日13:30~14:30 |
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開催場所 |
リモート開催 |
問い合わせ先 | ソーシャルワーカー室 |