取り組み
シーティング班
シーティングとは
シーティングとは、座位に関する評価と対応(機器の選定、調整、マネジメントなどを含む)を行うことです。
シーティングの目的は、対象者等と共有した目標を達成できる適切な座位姿勢を実現することにより、二次的障がいの予防、活動と参加の促進、心身機能・構造の改善を促すことです。(日本シーティング・コンサルタント協会HP抜粋)
不良姿勢が続くと…
・痛みが強くなる
・食事の飲み込みが悪くなる
・食べこぼしが増える
・車椅子がこぎにくい
など問題が起こる可能性があります。
利用者様の状態に合わせてシーティングを行い、 正しい姿勢を保つ事が大切です。
対象となる方 |
椅子・車椅子を利用して生活をする人 |
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シーティングをすることで
・拘縮や不良姿勢、動作の誤学習の予防をします。
・良肢位保持時間が延び、リハビリテーションの効果(身体機能回復の促進効果)が高まります。
・車椅子自走がスムーズになることで、活動範囲が広がり生活の質の向上を図れます。
活動内容
当院では所有している車椅子のほとんどが、モジュール型車椅子(パーツの調整が可能な車椅子)を使用しています。
主な活動は、入院中のクライエントを対象に身体機能面、車椅子座位、車椅子自走、日常生活活動への影響の評価を行い対象者の体格に合った車椅子の選定、体格に合わせた車椅子の調整などを行います。
また取り組みとして、年に数回、車椅子の専門家とともに入院している対象者の車椅子検討会や勉強会などを行い適切な知識と最新の情報を取り入れています。