病院案内
理事長・院長あいさつ
医療法人タピック 理事長
沖縄リハビリテーションセンター病院 院長
宮里好一
タピックの存在意義と目指すもの
タピックは、大学病院にいた一人の医師の決意から生まれました。1989年12月2日です。沖縄島北部の名護市にある病院が閉鎖され、その後に起きた厳しい状況と地元のみなさまからの切実な願いに応えるためでした。「早く病院を再開する」という覚悟と「新しい医療を創造したい」という希望が重なって歩み始めました。
20年後、再びある出会いがタピックを変化させました。生きがいを失ってうつ状態になっていた女性高齢者が、健康は医療のみで達成されるのではなく、生きがいにつながる文化やスポーツ、自然の世界と合わさってこそ実現できることを教えてくれました。
こころの医療から総合的な人間の回復・リハビリテーションへ。そして医療と、文化やスポーツ、自然、交流・観光事業の世界との融合への展開が始まったのです。
観光やスポーツ、自治体からの指定管理事業などへ業態が拡大したタピックグループの原点は、医療です。苦しむ人に手を差し伸べる仕事です。創業から33年を経て、志をともにする仲間が増えてきました。
いろいろの出会いに恵まれ、人や仕事の内容が増え、さまざまな困難がある社会の中で、「笑顔をみたい、幸せをともにしたい」という気持ちはますます高まっています。それが私たちの働きがい、生きがいだからです。
タピックは、「人と社会を大切にする」、「常に学び、進化し続ける」をモットーとしております。今後、「リハビリテーションや心の分野」を中心とする医療を更に深堀りするとともに、健康をキーワードとして、公民連携の新しい事業にも取り組みます。
本年4月には、本館4階依存症専門病棟/本館7階認知症専門病棟が新たなスタートを切ります。そして、当院隣に沖縄市地域密着型サービスの拠点となる「たぴっく地域ケアホームひやごん」を開所いたします。医療人としての専門性を追求し、地域とのつながりを広げ、「健康といきがいのある元気なまちづくり」に貢献します。まさにウサギのように、ホップ・ステップ・ジャンプと跳躍いたします。
2023年2月吉日