地域生活支援
高次脳機能障害支援拠点機関
高次脳機能障害とは
「記憶する」「集中する」「考える」「感情をコントロールする」「コミュニケーションを取る」など、私たちが日常生活を過ごすために欠かせない脳の働きのことを「高次脳機能」といいます。病気や交通事故などで脳に傷がつくと、「高次脳機能」がうまく働かなくなり、周囲の状況に合わせて適切な行動を取ることができなくなる場合があります。高次脳機能がうまく働かず、日常生活や社会生活を送ることに支障をきたした状態のことを高次脳機能障害といいます。
高次脳機能障害の原因
頭部外傷
交通事故や高所から転落、スポーツ時の転倒事故などによる脳損傷
脳血管障がい
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
その他
脳炎、脳腫瘍、一時的な心肺停止による低酸素脳症
高次脳機能障害の診断
画像による検査
頭部のMRI・CTや脳波の検査、脳血流の検査などを行います。
神経心理学的検査
高次脳機能障害の特徴や重症度など症状の傾向を捉えるために行う様々な検査のことを言います。1つの検査で障がいのすべてがわかるものではなく、その方の症状にあわせて、いくつかの検査を組み合わせて行います。
問診や行動観察
高次脳機能障害の症状は、検査ですべてわかるわけではありません。事故や病気の経過、日ごろの生活状況や問題点などを、もっとも本人の身近にいて、発症・受傷以前の状態を知る家族からお聞きしていきます。
高次脳機能障害支援拠点機関とは?
沖縄県では平成19年度から沖縄リハビリテーションセンター病院と平安病院を高次脳機能障害支援拠点機関として、相談窓口を開設しています。
拠点機関には専門の支援コーディネーターが配置されており、相談支援を行っています。お気軽に支援拠点機関をご活用ください。
支援拠点機関では
こんな支援をしています
- 高次脳機能障害の診断・検査・評価に関する相談
- 治療やリハビリに関する相談
- 入院や外来通院に関する相談
- 生活や日中活動(デイケアなど)に関する相談
- 復学・復職・就職に関する相談
- 各種保障制度に関する相談
高次脳機能障害の家族会「あるがまま」
家族会「あるがまま」は高次脳機能障害をもつ当事者やその家族の会です。
この会では、障がいへの対応方法、福祉制度等の勉強会を開いたり、情報交換などを行っています。
脳卒中や交通事故で怪我をした後から以前と違う人になった様に感じる・・・
それはもしかしたら
高次脳機能障害かもしれません。
ご遠慮なく、まずは高次脳機能障害支援拠点機関にご相談ください。
医療法人へいあん 平安病院
住所 |
〒901-2553 |
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電話番号 |
098-877-6467(代表) |
医療法人タピック
沖縄リハビリテーションセンター病院
住所 |
〒904-2173 |
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電話番号 |
098-982-1112(地域連携室) |